5月31日に札幌市内で開かれた「紙智子・はたやま和也事務所開き」での紙智子参院議員の決意表明(大要)を紹介します。

安倍政権にきっぱりと別れを告げる選挙に――
紙智子参院議員

 平気で国民にうそを言う安倍政権。国民置き去りというこの怒りが広がり、政治を変えたいという希望につながる動きが出てきました。

 国会では引き続き野党共闘ということでいろんな場面で共同しています。自民党はとにかく憲法審査会を動かそうとしてくるんですが、「国民が望んでもいないことをなんで早くやらなきゃいけないんだ」と野党は揃って拒否しました。

 ほかにも、1月から行なわれた農業関係のモニター調査がありましたが、9割のJA組合長が、「安倍政権の進める農政は評価できない」と言っています。

 漁業者はどうかというと、沿岸漁民の人たちの声を届けようという集まりがあります。農民連と同じように漁民連をつくろうという話です。マグロの問題があり、70年ぶりの漁業法の改悪があり今ではなんと一万人もの人が集まっています。

 この18年間、総理大臣は7人代わって、農林水産大臣が24人も代わったんです。その根本にはまともな農政をやっていないという問題があります。

 今回も安倍総理とトランプ大統領のあの首脳会談で、トランプ氏は「牛肉と農業はこの8月、大きな成果を発表することができるだろう」とツイートしています。参院選前は発表せず、やりすごそうと、これはもう許されないことです。

 みなさん、今度の選挙はそういう安倍政権にきっぱりと別れを告げる選挙にしようではありませんか。市民と野党の共闘の前進、日本共産党の前進で新しい日本を切り開く。私も全力で頑張る決意を申し上げてご挨拶としたいと思います。

(ほっかい新報6月9日号より)