「緊急事態宣言」が3カ月ぶりに解除され、人通りが戻りつつある札幌駅前で、日本共産党北海道委員会は1日朝、定例宣伝を行いました。

 色とりどりののぼりや、「消費税5%に戻す」と書いたプラスターを掲げ、「世論の力で支援拡充」と安倍政権が第2次補正予算を計上し、「声をあげれば変えられる。民意が政権の暴走をストップ」と呼びかけた「ほっかい新報」号外を配布しました。自転車で信号待ちをしていた青年が畠山和也前衆院議員の訴えを聞いてビラを受け取り、「頑張って」と激励していく労働者、立ち止まってじっとビラに目を通す女性の姿がありました。

 マイクを握った畠山氏。3カ月間、道内各地で聞き取り、出された切実な声と要望を国や道に届けてきたと紹介。「使命感に燃え、献身的な努力を続ける医療・介護現場のみなさんには本当に頭が下がります。国の責任で医療現場を支える抜本的な財政支援をすべきです」と語りました。

 生活支援団体との懇談での席上、バイト先が休業でなくなり、学んできた大学を泣く泣く辞めざるをえなかった学生の無念の思いを告発。「安心して学べまともに暮らせる支援が急務です。日本共産党は、みなさんの願いに寄り添って、一歩でも二歩でも要求が前に進むよう全力を挙げます」と表明しました。

(「しんぶん赤旗」6月2日付より)