新型コロナの影響で標茶町の中小業者が経営危機に陥っているなか、日本共産党の深見迪町議は町議会が先頭に立ち、打開の道を切り開こうと訴えました。同じ思いを持つ町議がいて、15日に全員協議会を開催。町理事者も同席し、意見交換をしました。

 各町議から直ちにまったなしの給付金を出すべきだとの意見が出ました。町理事者からは、町の事業者や経営体は一つもつぶすことはできない。個別の給付はやぶさかではなく、とりあえず新型コロナ感染症関連対策として「地域応援資金」を新設したいと答えました。

 各町議から、貸付金制度の新設は評価するが、日銭でやりくりし家賃やテナント料にも困っている飲食業を中心とする業者は間に合わない。ただちに一定の給付をすべきだとの意見が相次ぎました。

 佐藤吉彦町長は「議会から要請があり、とりあえず資金貸し出しを提案したい。給付も考えている。直接給付できるものにしたい」と回答しました。

 22日に臨時町議会を開催する予定です。

(「しんぶん赤旗」4月22日付より)