北海道2区から「政権交代」の流れをつくるため、松木けんこう氏の必勝めざして全力を尽くします。

                                                   2021年3月29日 日本共産党北海道委員会

一.

 日本共産党は、4月25日投開票で実施される、北海道2区補選、長野参院補選、広島参院再選挙すべてで「市民と野党の共闘」の力で、「野党統一候補を実現して勝利する」ために全力を尽くします。3つの選挙で勝利すれば「菅政権への厳しい審判」となり、同時に「野党共闘への国民の期待を広げ、総選挙での政権交代、野党連合政権実現」への展望を大きく開くことになります。   

 日本共産党北海道委員会は、こうした政治的意義にたって、2区補欠選挙を「野党共闘を発展させ、統一候補で必ず勝ち抜く」という立場から、共同する市民・野党間での協議を重ねてきました。その結論として、日本共産党北海道委員会は、わが党の予定候補である平岡大介氏を下ろし、立憲民主党の松木けんこう氏を野党統一候補とし推薦して闘うことを決断しました。この決断を受け止め、「統一候補必勝へ全力を尽くす」と決意を表明する平岡大介氏に心からの拍手を送ります。

二.

 日本共産党北海道委員会は昨日(28日)、「市民の風・北海道」、立憲民主党北海道支部連合会、社会民主党北海道連合などと協議し、2区補欠選挙で、松木けんこう氏を統一候補者として擁立し、一致結束して勝利をめざしてがんばりぬくこと、さらに以下の政策課題についての「協定書」を確認しました。「協定書」前文で、「冷酷で強権的な菅自公政権を終わらせ、政権交代の実現に・・・最大限の努力をする」と明記されたことは画期的です。

 さらに、政策課題について次の「3つの旗印」(①政治と金の問題を徹底究明する。②いのちと人間らしい生活が最優先される新型コロナウイルス感染問題への緊急対策を実施するとともに、競争と効率・自己責任を強調する政治からの転換をはかり、格差是正と生活支援を進める。③市民と野党の共闘によって衆院2区補欠選挙に勝利して政治の流れを変え、憲法を守り、立憲主義・民主主義を回復し、人々の多様性が生かされ、ジェンダー平等をはじめ誰もが尊重される社会を築く。)を、松木けんこう統一候補を含めて合意しました。

 さらに、松木けんこう統一候補は、「消費税5%減税」「原発のない社会の実現」「核兵器禁止条約に踏み出す政治への転換」「野党共闘による政権交代」を自らの決意として表明していることを重視しています。

三.

 松木けんこう氏は、政治資金収支報告の修正を行ったこと、自らの政治資金に関わり、疑念を与えていることについて、「まったく自分の不徳の致すところ」「本当に申し訳なく心からお詫び申し上げます」と謝罪しました。党道委員会は、松木けんこう氏の発言について、批判を真摯に受け止めた率直な反省であり信頼できると受け止めています。同時に、党道委員会は、松木けんこう氏の「野党共闘を重視する」姿勢を評価しています。16年北海道5区補欠選挙の際に野党勢力の街頭演説を積極的に開催する上で大きな役割を果たした。また、19年の大阪12区補選や参院選高知選挙区の当選めざす活動で積極的に行動するなど、「野党共闘」の前進を願い、力を尽くしている政治家です。

 いま日本は、「時代の大きな変わり目」を迎えています。長く続いた自民党政治を倒し、日本共産党が加わる、国民の願いが本当に実現できる新しい野党連合政権実現の流れを大きく切り開く選挙として必ず勝利しましょう。日本共産党北海道委員会はそのために全力を尽くす決意です。