はたやま和也日本共産党前衆院議員・比例候補は20日、菅原誠衆院北海道12区候補と面積の8割以上が森林の置戸町を訪れ、2カ所で街頭から訴え、深川正美町長と懇談しました。

 「町づくりや人口減少対策は党派の別なく重要課題です」と切りだしたはたやま氏。懇談は医療や教育、森林を生かした地域づくりと多岐に渡りました。

 コロナ感染症の予防接種について、「希望する町民には順調に進んでいます。置戸赤十字病院の医師が土曜日も対応してくれました」と深川町長。公的病院がある安全・安心を評価しました。

 道立で唯一、福祉課がある置戸高校。寮を備え生徒は全道から。2014年開始の学校給食は町の支援によるものです。かつてPTA会長が高校生の話を聞き、「寮のシャワーだけじゃ物足りない。町の温泉に入ってもらおう」と生徒と町民の交流が始まったと言います。

 豊富な森林資源を生かした手作りの木製製品「オケクラフト」は木材の輸入自由化で衰退した林業・製材業の立て直しに1983年発案され、翌84年には人材育成の研修生制度がスタート。深川町長は「商工会員の約2割、20事業者がオケクラフトの工房です」「山の保全や温暖化対策を含め、植林・造林が課題です」と国の支援を求めました。

 はたやま氏は「介護や福祉、第1次産業と『国と地域の土台』を立て直すために頑張ります」と応じました。

(「しんぶん赤旗」7月23日付より)