「はたろぐ」10月3日より

 ”アベ政治に代わる新しい政治を北海道から”―。道革新懇は3日、市民と野党のリレートークを札幌市の大通公園で行いました。

 権力から独立した日本学術会議会員候補の任命拒否、女性蔑視の杉田水脈衆院議員の暴言は野放しの菅政権。「抗議する署名はないのか」と市民が聞いてくるなど、怒りが急速に広がっています。

 豊平区の74歳男性は「菅首相は安倍以上に陰険なやり方だ。学術会議がまず手始め。政権を続けさせると、民主主義が破壊されてしまう」と憤ります。

 「黙らない 選挙で変えよう 市民と野党の街頭宣伝中」と書いた横断幕を掲げ、「市民の風・北海道」の小林久公事務局長、新社会党札幌圏総支部の木山誠二書記長、自由法曹団道支部事務局長の渡辺達夫弁護士らが参加し、訴えました。

 「任命権者が首相だからと拒否したというが、任命は形式的で、これまでの政府解釈を無視した違法な決定です」と日本共産党の畠山和也前衆院議員。学術会議に首相は指揮監督権を持っておらず、「自分に歯向かうものは排除するという危険な本質が明らかになりました。それは強さではなく、弱さの表れです」と強調しました。

 民青道委員会の宮内史織委員長は、コロナ禍で2、3日も食事をしていないなど学生の生活実態を告発。「政府はすべて自己責任だと言いますが、明らかにどうにもならない状況に陥っています。声を上げることが政治を変える力になります」と力を込めました。

(「しんぶん赤旗」10月6日付より)