小樽市 市民のくらし、福祉優先の市政へ、なんとしても5人の市議団を(ほっかい新報1月6日新年号より抜粋)

市政のチェック役で奮闘

 小樽市では、「安倍政治の地方壊し」の影響で、市内経済も市民生活も厳しさを増しています。菊地よう子道議事務所が今年行った「市民アンケート」では、暮らし向きについて58%が「苦しくなった」と答え、「楽になった」という方は2%しかいません。市は、市民の暮らしや中小企業の厳しさをよそに、石狩湾新港と当別ダムの簡易水道事業に、これまで135億もの市民の税金をつぎこみ、不要不急の事業が続けられています。無駄遣いを質すのは日本共産党だけです。

毎年第1回定例市議会で予算修正案提案

 毎年3月に予算修正案を提案し、国保料1世帯1万円引き下げ、若者定住の家賃補助、市立保育所正規職員の給与増額と臨時保育士雇用、市営室内水泳プールの基本設計・実施設計費、小学校6年生までの子どもの医療費無料化等の提案を行ってきました。小6までの子どもの医療費無料化は実現し、国保料医療費分引き下げ、第7期の介護保険料は引き上げ幅を縮小させました。

住民運動と議会質問で市民要求実現多数

 市議団は、菊地よう子道議や国会議員団と連携し、住民との共同・運動を進め、議会質問と結んで、様々な市民要望を実現してきました。銭函駅のバリアフリー化の実現、今年度は南小樽駅バリアフリー化に着手、小樽協会病院で分娩再開、ふれあいパスの現行通りの継続、国保料の引き下げ、就学援助入学準備金の前倒し、胆振東部地震ではいち早く避難所や水産加工所を訪問し、議会で問題を取り上げ、小樽市の地域防災計画に北電の役割、任務の明記を約束させる――などさまざまな成果を上げています。

本会議発言トップ、条例案提案ともに最多

  いつでも住民が主人公の立場を貫き、本会議発言は全会派最多の277回とダントツです。神戸方式の非核港湾条例案は毎議会で、予算修正案は毎年第1回定例会で、昨年6月の第2回定例会では除排雪の改善を求めて「冬の安心で安全かつ快適にくらす条例案」を提案しました。条例で除雪対策本部に福祉部、教育委員会、消防本部などを入れる提案を行ったことで、小樽市は「除排雪の庁内連絡会議」を設けました。

情勢に合わせた意見書案提案

 日本政府に「核兵器禁止条約に署名し、批准を求める」意見書案を2回提案しましたが、自民公明が反対し否決されました。安倍政治の地方壊し、国民いじめの自公政治に対決し、市民の暮らし、福祉優先の市政にするためになんとしても勝ち抜かなければなりません。

 5人の市議団、参院選に勝利するため、支部とともに頑張ります。(新谷とし 日本共産党小樽市議団長)