日本共産党の宮川潤道議は1日、道議会保健福祉委員会で、社会福祉協議会(以下社協)の貸付制度である就学支度費の窓口対応の改善を要求し、三瓶徹保健福祉部長は「円滑に利用できるよう努める」と約束しました。

 宮川氏のもとに、東区生活と健康を守る会の大久保正彦会長らが同行し、受験生の母が相談に訪れました。

 娘が学校推薦型選抜で大学入学を希望していますが、合格発表が12月1日で同8日までに入学金や前期分授業料など約70万円納付しなくてはならず、社協の就学支度費の貸し付けを受けようとしたところ、「申請には合格通知書が必要で審査に1カ月かかる」。大久保会長らと社協に改善を要望し、宮川氏に要請しました。

 宮川氏が委員会で、必要事項の事前審査を行い、合格発表後ただちに貸し付けすることができると明らかにし、「窓口で事前審査は知らされず、1カ月かかるとだけ言われている。このようなことで進学を諦めることがあってはならない。社協の信頼を高めるために道庁が役割を果たすべきではないか」と質問しました。

 三瓶部長は「社協の相談対応について研修を行う。制度を円滑に利用できるよう努める」と答弁しました。

(「しんぶん赤旗」10月7日付より)