「はたろぐ」3月12日より

 日本共産党のはたやま和也前衆院議員は12、13両日、十勝管内を回り、宣伝や懇談、つどいを重ねました。豊頃町農業組合の山口良一組合長からコロナ禍の影響や経済問題を聞きました。

 牛650頭を飼っている大規模酪農家の山口氏は「うちは(牛が自由に歩き回り寝る場所が分離されている)フリーストール牛舎です」と紹介。吉川貴盛元農林水産相の収賄事件の背景に日本がアニマルウェルフェア(動物福祉)の国際水準に追い付いていないことがあると述べ、「鶏卵が『物価の優等生』といわれる背景など『食育』が大事です」と話しました。

 「若い人たちは子どもを産み、育てられないどころか、結婚もちゅうちょせざるを得ない」と山口氏。「派遣労働を製造業にまで拡大し、非正規雇用が当たり前の日本になってしまった」と弱肉強食の新自由主義政策に異を唱えました。

 はたやま氏は「貧困が拡大する一方で、巨大IT(情報技術)やトヨタなど一部の大企業に富が集中しています。政治を変え、社会を変えるために頑張ります」と答えました。

 街頭宣伝では、はたやま氏に「頑張って」と声援する人や最後まで聞く人がいました。佐々木とし子党十勝地区常任委員、岩井明町議が同行しました。

(「しんぶん赤旗」3月20日付より)