新型コロナウイルス防止へ切実な要望を聞きとっている日本共産党の畠山和也前衆院議員は13日、札幌市清田区の北海道朝鮮初中高級学校を訪れ、朴大宇(パク・テウ)校長と懇談しました。菊地葉子道議、吉岡弘子市議が同行しました。

 道知事と札幌市長の「緊急共同宣言」で、公立小中学校の休校措置に準じ、14日からの休校を決めたと朴校長。共働きの家庭が多く、「学校は学童クラブを開くことを検討している」と表明。吉岡氏の質問に「市から学童クラブへの支援はあります」と言います。

 安倍首相は3月28日、全国の国公私立小中学生に布製マスクを配ると発表しました。しかしインターナショナルスクールを所管する道からは「いまのところ本校の生徒に配られる連絡はない」と語り、差別で「傷付くのは子どもたち。平等にして」と求めました。

 一方、「市民の方が名前を明かさず、手作り布製マスクを3回送ってくれました」と紹介。「下手くそでごめんなさい」「皆さんのご無事を祈って作りました」と書いてありました。菓子メーカーの石屋製菓からは道内小中高校新入生と同様に朝鮮学校新入生にも菓子が届き、「感謝と安堵の気持ちです」と語りました。

 どの子も健康で育ってと願う人たちの温かい心遣いが伝わりますと、畠山氏。「国が支援しないことに、道や市も“右へならえ”ではいけません。すべての子どもたちを感染症から守るために頑張ります」と答えました。