”消防車、除雪車を1円で売却?”―。日本共産党の宮川潤道議は8日の道議会予算特別委員会各部審査で質問しました。女満別空港(道管理)の民間委託に際し、「空港内で使用される物品売却契約の中で、1円で売却されるものがあるのではないか」とただしました。

 嶋田貴洋空港戦略担当課長は「価格は一括契約のため示せないが、減価償却期間が過ぎたもので帳簿上1円となっているものはある」と答弁しました。

 「償却期間が過ぎたものには、どういうものがあるか」とさらに問い詰めると、「除雪車、消防車などがある」と認めました。

 宮川氏の「売却した後であれば予定価格は示せるのか」との問いには、道側は、契約が締結した後であれば予定価格は示せるとの認識を示しました。

 「償却期限が過ぎたとしても、市場で売り払えば、適切な価格がつくはず」と宮川氏。「なのにそういう検討もせず、空港の民間委託業者に1円で売るとは住民の合意は絶対に得られない」と厳しく批判しました。

(「しんぶん赤旗」12月16日付より)