「はたろぐ」12月10日より

 北海道教育委員会が全国に先駆け、「1年単位の変形労働制」導入のための条例案を提案し、押し通そうと狙うなか、日本共産党の畠山和也前衆院議員は10日、札幌市教職員組合(日教組加盟)を訪問し、松尾秀一書記長と懇談しました。

 松尾氏は「1年かけて教育現場の実態を把握することが前提とされていたはず。コロナ禍で通常と違うのだから、今後2、3年は状況を把握する必要があり、導入できる段階でない」と指摘。札幌市教委に対し、「導入されれば勤務条件の重大な変更に当たるとの立場で対応していくことになる」と語ります。

 「労働組合の出番ですね」と畠山氏。「コロナ禍で、年間総授業時間数や教職員定数の改善が必要なことがより明らかになってきました。政治を抜本的に変えることが急務です」と話しました。

 懇談では、少人数学級実現へ向けて、萩生田文科相を追及した畑野君枝党衆院議員の質問会議録(13日、衆院文部科学委員会)を手渡しました。

(「しんぶん赤旗」12月11日付より)