病院でのクラスター(感染者集団)発生が相次いだ旭川市。日本共産党旭川地区委員会(石田尚利委員長)と党旭川市議団(能登谷繁団長)は27日、これ以上の感染拡大を阻止するため、新型コロナウイルスへの緊急対策を求めて西川将人市長に要請しました。真下紀子道議が同行しました。

 旭川市では、吉田病院に続き、基幹病院の旭川厚生病院でもクラスターが発生し、医療体制がひっ迫する重大局面を迎えています。

 10章86項目の要望は▷病院・介護施設への社会的検査を広範に行う▷「大規模・地域集中的なPCR検査」を政府の方針にすえ、国が責任をもって強力に推進するよう求める▷入院病床及び宿泊療養施設の十分な確保を行う▷宿泊療養施設は早急に2カ所目を設置するよう道に求める―を盛り込んでいます。

 真下氏は、高齢者施設で必要と判断した場合、国の交付金を活用してPCR検査ができると北海道が答弁したと述べました。

 検査体制の強化を図ると西川市長。療養施設は道に要請し、市中感染が広がれば「Go To」の見直しもあり得る、自粛には補償を考えなければならないと答えました。

 医療従事者が自宅に帰れずホテルから出勤しているとの党市議団の指摘に、西川市長は「医療現場の働きを全力でバックアップしていく」と応じました。

(「しんぶん赤旗」11月28日付より)