統一地方選挙後半戦の結果と当面する活動について

        2019年4月22日       日本共産党北海道委員会・常任委員会

 

 統一地方選前半戦に続く後半戦で、日本共産党の躍進・勝利めざしてご奮闘いただいた全道の「赤旗」読者、後援会員、党員のみなさんに心から感謝申し上げます。また、日本共産党の候補者に投票いただいたすべてのみなさんに心からお礼を申し上げます。

 私たちは、後半戦で、「全員当選」をめざして、全道で88市町村に131人の候補者を擁立し、5つの空白議会克服をふくむ10市町村で議席増をめざしました。結果は、81市町村で115人が当選し、前回選挙時から10人の減となりました。4自治体で空白を克服しましたが、新たに9市町村が空白自治体となる残念な結果となりました。新たな空白議会のうち3町は候補者を擁立できませんでした。 地方選があった自治体で、議案提案権を持った議会が、69議会から63議会になりました。首長選挙では、党が支持した空知・赤平市、十勝・幕別町がともに勝利しました。

 私たちは、前半戦の教訓を明らかにした4月8日付け「常幹声明」を指針にし、特に、有権者の思いにかみ合った論戦、「情勢判断と対策」を正確に行い、勝利に必要な課題と対策を常に明らかにし徹底する努力、勝利の基準は「やるべきことをやらずして勝利なし」」の立場で、勝利へのあらゆる手立て、対策を打ち尽くすことなどを重視して、「全員当選」「得票目標実現」へ全力を尽くしました。

 選挙戦は、消費税や国保の問題を大きな争点に押し上げ、自民党幹事長代理が「消費税増税見送り」の発言をするなど、安倍政治を追い詰め党への期待と支持を広げました。同時に、「市民アンケート活動」や生活相談、地域要求実現に奮闘する党議員(団)の実績や役割、「暮らし第一」に奮闘する「地域の宝の議席」の押し出しは、党議員(団)の存在を光らせ、共感と期待を広げる大きな力を発揮しました。私たちは、選挙戦で掲げた公約の実現へ、広範な住民のみなさんとの共同を土台にしながら力を尽くす決意です。5月の石狩市議選、6月の美唄市、深川市議選で勝利をめざします。

 さあ、次はいよいよ安倍政権を倒すべく参院選です。全道の党組織は、今年の連続選挙を「日本の命運をわける歴史的なたたかい」と位置づけ、「安倍政治サヨナラ選挙」にしようと決意を固め、統一地方選の得票目標も「850万票15%以上」(北海道は「50万票18%以上」)を基準に得票目標を一本化してたたかってきました。「得票目標の2倍の支持拡大」をめざす活動でも大きな努力を払ってきました。この到達点を土台に、ただちに参院選挙勝利の活動を開始しましょう。

 今回の統一地方選、前半戦、後半戦をとおして、掲げた政治目標を達成することはできませんでした。「厳しさとともに、躍進の絶好のチャンス」という情勢の特徴はどこでも実感できました。客観的には、「党の躍進の可能性と条件が大いにある」、しかし、それを党躍進に結実させる政治的構え、党の主体的な自力や活動が追いついていない、そのことを痛感した選挙戦でもありました。

 参院選勝利の活動のスタートは、「お礼対話」です。同時に、地方選で広げた「支持者台帳」、「マイ名簿」や「つながり名簿」の整理です。その活動にただちに足を踏み出し、それと一体に党員と、読者拡大に全力を尽くしましょう。

 選挙本番だった3月の党勢拡大は、党員、日刊紙、日曜版ともに大幅な後退でした。参院選勝利めざして、3月の後退分を取り返し、4月の前進を必ずつくる意気込みで新たな努力を開始する決意です。 

                                         以上