「はたろぐ」9月27日より

 「今、大事なのは市民と野党の共闘の力。安倍亜流政権を終わらせよう」―。色とりどりの市民と野党ののぼりがはためく27日の札幌市の中心街。野党の国会議員や市民団体のメンバーがマイクを握り、「菅政権に代わる新しい政府を」と、こぞって呼びかけました。

 3年前から共同で行動している「STOP安倍政治! 中央区実行委員会」の「大街宣パート」。「戦争させない市民の風・北海道」の山口たか共同代表、日本共産党の畠山和也前衆院議員、立憲民主党の道下大樹衆院議員、社民党の福島瑞穂党首、新社会党道本部の渋谷澄夫委員長らがマイクを握りました。

 道下氏は「市民の声を受けとめ、国民の暮しを守る政治へ、市民と野党が力を合わせて大きな流れをつくろう」と強調。福島氏は「政治の役割は人の命と暮らしを守ること。当たり前に働いて暮らせる社会をつくろう」と力を込めました。

 自助を押しつけ、政治の責任を投げ捨てる菅政権を強く批判した畠山氏。「公助を発揮し、困っている国民に寄り添う政治が求められています。市民と野党の共闘で新しい政治の実現へ全力を挙げます」と表明しました。

 各弁士の話にうなずいて拍手を送っていた北区の男性(75)は「安倍政権を引き継ぐとしか言わない菅政権に何も期待できない。野党は新しい政治をつくって、コロナ禍で困っている人に手を差し伸べる政治を進めてほしい」と話しました。

(「しんぶん赤旗」9月28日付より)