「はたろぐ」4月6日より

 新型コロナウイルス感染で重症化リスクが高いとされる腎臓病患者の悩みや要望を聞き取るため、日本共産党の畠山和也前衆院議員は6日、札幌市北区の北海道腎臓病患者連絡協議会(道腎協)を訪問し、懇談しました。

 鈴木友幸事務局長(札幌腎臓病友の会会長)が応対しました。

 慢性腎不全の血液透析を受けている患者は、糖尿病や心不全、慢性閉そく性肺疾患などの呼吸器疾患患者らと並び、感染した場合の重症化リスクが高い基礎疾患とされています。

 「道内の透析患者約1万6000人から感染者をなんとしても出さない」と鈴木氏。道腎協のホームページを日々更新し、情報提供と注意喚起に努めていると言います。3月11日に道知事、翌12日には札幌市長に、入院して透析が続けられる医療機関の整備を求める要望書を提出したと紹介しました。「安倍首相の『一住所に布製マスク2枚』は評判が悪い。透析患者の間では、マスクと消毒液がいまも不足している。まずは衛生資材をゆきわたらせてほしい」と窮状を訴えました。

 畠山氏は、情報更新の努力に敬意を表明。「政府は医療の確保に思い切って金を出すべきです。基礎疾患を持っている人や医療・介護・福祉施設に優先してマスクなどの資材が提供されるよう共産党として求めていきます」と応じました。

(「しんぶん赤旗」4月8日付より)