「原発いらない、カジノいらない。福祉の心を持った道政に切り替えるチャンス」

3・31――小樽市、菊地よう子道議候補 街頭演説(要旨)

 ご通行中の市民のみなさん、お集まりいただきましたみなさんこんにちは。道議会議員候補の菊地よう子でございます。

 今度の選挙は、夏の参議院選挙まで続く、憲法改悪、増税を進めようとする安倍政権退陣を実現する前哨戦です。憲法改悪、増税、推進の勢力に負けるわけにはいきません。小樽のみなさん、お力をお貸し下さい。なんとしても勝たせてください。最初に心よりお願い申し上げます。

 国の悪政から道民の暮らし、地域を守る、これが本来の地方自治の役割です。しかし、高橋道政のこの16年間、国いいなり、むしろ積極的に加担し、一次産業の衰退、とりわけ若い世代の人口減少に拍車をかけてきました。

 あげくの果てにはカジノ推進に大きく足を踏み出し、あの東日本大震災で被害に遭われ北海道に避難された方々に対するわずか800万円の住宅補助を新年度予算でばっさり削るという冷たい仕打ちをしました。そんな冷たい道政から福祉の心を持った道政に切り替える。チャンスの選挙でもあります。

 日本共産党を含む野党の統一候補、石川ともひろ知事候補は、「カジノよりも鉄路を守る」、「カジノよりも国民健康保険料の引き下げ」が大事と訴えています。道民の暮らしにしっかり心を寄せる、石川ともひろさんを知事に実現させ、野党共闘のたしかな推進力、日本共産党を大きく伸ばすことにみなさんの力をお貸し下さい。

 私は、この小樽で29年間保育士をしていました。障害を持つ子どもたちを育てるお父さん、お母さんの「小学校に上がったら学童保育に受け入れてもらえない、仕事を続けることができない」という相談にのり、お母さん方と一緒に障害児の学童保育実現に力を尽くしました。

「立場の弱い人にこそ政治の光は当てられなければならない」――これが私の政治家としての原点です。

 この4年間、3歳未満児の第2子以降の保育料無料化、小樽協会病院の分娩再開を知事に求め、安心出産支援事業など、数々の成果を実現させてまいりました。この北海道ではお金がなくて医者にかかることができなかった子どもも少なくありません。市町村の6割がすでに中学卒業まで医療費を無料化にしています。再び道議会で、知事に「子どもの医療費無料化拡大せよ」と訴えていきたいと思います。

 そして、国民健康保険料が命を救うのではなく「手遅れ死」という命の危機を招いています。全国知事会がせめて協会けんぽ並みにと、国民健康保険に公費一兆円を投入することを国に求めています。全国のみなさんと力を合わせ、命を救う国民健康保険へと国保料の引き下げに力を尽くさせて下さい。

 この北海道は自然が豊かな再生可能エネルギーの宝庫です。北海道には原発はいりません。カジノもいりません。北海道にカジノはいらないと、知事にカジノ誘致の断念を迫った菊地よう子、必ず今度も道議会に送り出していただきたい、このことを重ねて心からお願い申し上げます。

 みなさん、なにより憲法改悪、増税推進の勢力にゆずるわけにはいきません。勝たせてください。再び道議会へ送り出してください。重ねてお願い申し上げまして、わたくしからの訴えとさせていただきます。