2区補欠選挙の結果について

 2区補欠選挙の結果、市民と野党の統一候補・松木けんこう氏が他候補に大きな得票差を付けて当選を果たした。この勝利は、「政権交代」を「政策協定」に掲げ頑張った「共闘」の力の賜である。松木けんこう氏の当選へ、ご支援、ご奮闘いただいたすべてのみなさんに心からのお礼と感謝を申し上げるとともに、この勝利をともに喜びあいたい。

この結果は、無為無策のコロナ対策、強権、冷酷、金権腐敗政治に無反省の菅自公政権に対して国民が下した審判である。「市民と野党が力を合わせれば自公政権を倒せる」「政権交代し、新しい政治を実現することができる」そのことを実証した選挙であり、「自公政治を終わらせ、自分たちの要求が実現する新しい政治を」と願う多くの国民に、希望と展望を示すことが出来たと考える。

 同時に、市民と野党の統一候補として奮闘した松木けんこう氏の役割も重要であった。一つは、ともにたたかった市民や野党勢力へのリスペクトである。松木けんこう氏の市民と野党の統一候補としての態度は、大変に好感の持てるものであった。野党共闘の必要性を積極的に語るとともに、わが党の幹部・地方議員をはじめ、市民や他の野党の応援弁士に対して名前を挙げて紹介するなど、共闘勢力への敬意を示す態度は、気持ちのよい共闘を進める大きな力になった。もう一つは、松木けんこう氏が、「消費税5%減税」を表明し、「第一声」から最後まで、一貫して訴えたことである。そこには、松木けんこう氏の自らの信念を貫く政治家としての一貫性、誠実さが示された。日本共産党は、野党の統一候補として奮闘された松木けんこう氏に心からの敬意を表するものである。

 総選挙が10月までに実施される。菅自公政権に決着をつけるたたかいは、総選挙である。私たちの目標は、「政権交代、野党連合政権実現」である。今回の補欠選挙ですら、野党共闘を恐れ、破壊しようとする攻撃、妨害がおきた。総選挙はいよいよ政権がかかった選挙。いっそう激しい野党共闘攻撃が仕掛けられることも予想される。2区補欠選挙での成果と教訓を生かして、北海道での「市民と野党の共闘」を一層発展させ、北海道で“与野党逆転”をはたし、「政権交代、野党連合政権を実現」させるために、引き続き全力をあげる決意を表明する。

 2021年4月25日                    日本共産党北海道委員会委員長 青山慶二

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