「若者の声を選挙と結びつけて」ーー宮内史織北海道青年学生後援会代表

 「若い世代を迎え、選挙に勝てる党をつくろう」――と、日本共産党道青年・学生後援会は青年キャラバンや大学、中心街での宣伝などに取り組み、若い世代のなかに党の姿を広げています。

 この間の取り組みについて、宮内史織代表に聞きました。

 

①青年キャラバンの取り組みや反応を教えてください。

 2月に行なった青年キャラバンは札幌市内の6区を回って青年向けのプラスターやのぼりを出して、リーフや署名を集めながら候補者と青年がスピーチをして「選挙へ行こう」「共産党を押し上げよう」と訴えました。

 青年自身が訴えていることもあって、寒い中にも関わらず、青年労働者や学生、高校生が外でじっと話を聴いてくれていたり、高校生5、6人のグループが手を振って「頑張って」と声を掛けてくれるなど、嬉しい反応が多くありました。

 高すぎる学費、奨学金、ブラックバイトやブラック企業、消費税10%増税など青年が困っている、変えてほしいと思っていることを青年自身の言葉で訴えかけることで若い人に共感してもらえると思います。

 

②宣伝も積極的に行なっているようですが。

 願いを聞くシールアンケートを見せて、関心のあるところにシールを貼ってもらい「どうしてここにシールを貼ったの?」と対話を深めています。

 たとえば、最初は「選挙に関心がない」と言っていた高校生と対話になったときには、「なにか困っていることとか変わってほしいと思うことはない?」と聞くと、「学校の暖房がすごい寒い」という話が出されました。

 そこで、昨年猛暑だった夏には「学校にエアコン設置を」という声があちこちで起こって地方議会で設置を決める動きが広がったということを紹介しながら、暖かい暖房に変えてほしいという声を議会に届けることで暖房を変えることができると伝えると、「それ、すごいいいですね。変えてほしい」と話が盛り上がりました。

 そして、今の札幌市や北海道は住民のためじゃないところにお金を使っている、住民の声を聞く議員を選ぶことが大事、それが選挙なんだよ、と伝えると、「それなら選挙に行く」と言ってくれました。

 他にも、「校則が厳しい。なんであるのかわからない」、「沖縄に関心がある」、「政治の話がしたかった」という高校生とつながり対話を深めることができました。

 若者の間にはそもそも4月に選挙があることを知らない人も多くいます。

 そうした若者とも積極的に対話を広げ、願いや思いに寄り添い、選挙と結びつけて話をしていくことで選挙への関心を高めることができます。

③今後の取り組みについて教えてください。

 道政や市政の問題を学ぼうと学習会や道議会傍聴に取り組むなかで、私たちの声を届けるためには、本当に日本共産党の議席が必要だとメンバー一人ひとりが実感しています。

 ある後援会は、昨年12月から毎週駅前で宣伝を続けています。また、ある学生の後援会員は、友達に学習したことを伝えながら、選挙で共産党をと積極的に呼びかけ支持を広げています。

 4月は学生新歓とも重なり、各大学で宣伝や企画の予定も組まれています。

 北海道青年学生後援会としてこうした機会も活かしながら、若者向けの宣伝、対話をもっと広げて選挙の意義と日本共産党の値打ち、野党と市民の共闘を広げるとともに、メールニュースなどでさらに全道の後援会員へ行動を広げ、全道各地で若者の声を上げていきたい。

 新しい知事と札幌市長誕生、大きな道議団、市議団をつくるために頑張ります。

(3月17日号「ほっかい新報」より)