日本共産党北海道委員会は15日までの4日間、釧路、函館、旭川、札幌各市で党中央文教委員会の藤森毅責任者を講師に、党教育提言を語り合う「教育を考える集い」を開きました。保護者や教育関係者、市民が熱心に意見交換をしました。

 15日の札幌市での集いでは、はたやま和也参院道選挙区候補があいさつしました。

 提言を携え、各地の教職員や教育委員会と懇談を重ねたはたやま氏は、札幌で2歳女児が衰弱死する痛ましい事件があったと指摘。

「児童相談所職員をめざしていた者として、暗たんたる気持ちになります。孤立や排除のない安心してつながる地域社会や学校のあり方が問われています」として、福祉や教育をないがしろにする安倍政権を批判しました。

「いま増やすべきは、武器ではなく教員。弾を撃つより、子どもたちに言葉を投げかけることが大事です」と訴えました。

 「教職員の異常な長時間労働をなくし、学校に希望を」と題して、藤森氏が報告しました。

 小2の子を持つ母親は「宿題や家庭学習が毎日あり、子どもは疲れきっていますが、今日の話で学校現場の大変な実態がよくわかりました。教員の増員へ私たちも一緒に声をあげることが大事ですね」と語っています。

 

(「しんぶん赤旗」6月18日付より)