(左から)畠山さん、柳さん、司会のこうちゃんです

 日本共産党北海道委員会は、3月25日の夜に「TALK LIVE~新型コロナによる休校の悩みスペシャル」を行いました。いつもの「こうちゃん」を司会に、畠山和也さん(日本共産党北海道新型コロナ対策本部長)、ゲストとして柳憲一さん(北海道子どもセンター事務局長)をお招きして、一律休校の影響で急に学校へ行けなくなった子どもたちの保護者の悩みに答えました。

 道委員会のTwitterやFacebookなどで事前に悩みを募集したところ、コメントがたくさん寄せられました。(ありがとうございます!)質問以外にも不安や怒りの声もたくさん出されました。

4つのテーマを書いたボード

 寄せられた質問は、①子どものストレス②子どもの勉強のこと③学童のこと④分散登校・4月のこと―と、大きく4項目に分けて、それぞれのテーマごとに畠山さんと柳さんがコメントしました。

 司会の「こうちゃん」が声を紹介。

寄せられた声を聴く

「休校をきっかけに引きこもりにならないか、心配です。元々内弁慶で、苦手な人との関わりを嫌がったり、5年生になって苦手な先生になったら、学校に行きたくない日が増えていました。新学期になってから、どのように学習が始まるのかも不安です」

「休校中に宿題が出されたのだけど、まだ習っていない範囲の社会と理科の課題が出されたと言って怒っていました。学校の環境と違うから、同じ量の勉強を家庭でできるかというとそうじゃないし。絶対無理だし」

「休校中、朝から学童保育に通っています。学校にくらべてけっして感染リスクが低いとは思えないのに、たくさんの子どもたちが学童に行くと分かっていて学校を休校にされることには、わだかまりがあります。どうしてそんな判断がまかり通るのでしょうか」

「分散登校のときには、給食時間も話してはいけない、1メートル間隔での移動だったということです。せっかく友達と会える! と張り切って登校したのに、それでは、ますます心への負担がかかってしまうのではないでしょうか?」

「休校にともない担任の先生とも話をしましたが、教師はおろか校長先生も含めて学校には結果が知らされるだけ、とのこと。学校の再開と進め方には、子どもたちのことを一番よく知る現場の人や保護者の声が少しでも反映されるようにしてほしいと願います」

畠山さん

柳さん

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 こうした声一つ一つにうなずきを返しながら、畠山さんは「感染者が出たとしても誰かのせいにしてはいけない。ちゃんとしたマニュアルを政府がつくるべき、と要請しています」「本当に子どもたちを真ん中に置いた教育のあり方を考えるきっかけしたい」、柳さんは「子どもたちにストレスがある。学校再開時に、頑張ろうとする子どもたちを励ます配慮・工夫が、学校や大人には必要」「お子さんも親も、学校の先生も悩んでいると思います。家で感じた思いや悩みなどは、学校の先生ともぜひ話して一緒に考えることができれば」と語りました。

民青のやるしかプロジェクト。

 また、今回の「TALK LIVE」では、民青北海道委員会が進めている「やるせない思いを可視化するプロジェクト」(通称 やるしかプロジェクト)に寄せられた当事者、高校生の声も紹介させていただきました。(ありがとうございます!)

 「ツイキャス」には、視聴者の方から「宿題はほどほどに大賛成!」「子どもたちは十分頑張ってますね。声を集めて大人に届けるプロジェクトですが、届けられた大人が試されていると思います」とコメントも寄せられました。

 「次回も楽しみです」という温かい言葉も。そう、次回の「TALK LIVE」はまだ日時はわかりませんが、「新型コロナ」の問題をテーマに、みんなでトークしていきたいと思います。