「#自粛と給付はセットで 事業者と個人に抜本的直接支援を」のプラスターやのぼりが目を引く札幌駅前。日本共産党北海道委員会は30日、緊急宣伝を繰り広げました。

 新型コロナウイルスをめぐって、鈴木直道知事の外出自粛を強く要請した「緊急事態宣言」で一気に冷え込んだ北海道の経済。「友人たちと行く予定だった飲食店がつぶれてしまいました」というのは車いすを利用する女性。「“閉店は自己責任で”では働いていた人は目も当てられません。きちんと補償することが大事です」と語ります。

 「どうなる どうする新型コロナ対策」を紹介した「しんぶん赤旗」3月号外を配り、畠山和也対策本部長(前衆院議員)を先頭に、菊地葉子、宮川潤の両道議がマイクを握りました。「畠山さんだ」と声を上げる若い女性や、足を止めて訴えに聞き入る人たちの姿がありました。

 介護職の40代男性は「コロナ対策といっても仕事はまず休めないし。一昨日、国からやっとマスクが400枚届いたけど、1カ月も持ちません」と現場の要求は切実です。

 畠山氏は「自粛と支援は一体でこそ実効あるものになります。国は思い切った財政支援をいますぐ強化し、消費税5%への緊急減税を決断するべきです」と力を込めました。

(「しんぶん赤旗」3月31日付より)