道民の声を届ける「私たちの代表」を 党道青年学生後援会が真下道議質問傍聴

日本共産党の真下紀子道議は2月22日に道議会一般質問を行い、国いいなりで道民の切実な声に背を向けてきた高橋道政の16年間を批判するとともに、公文書管理やIR誘致のアンケート、道警の不祥事などを鋭く追及し、国保、性暴力被害支援対策など道民の切なる声を届けました。

この日、日本共産党北海道青年・学生後援会(宮内史織代表)のメンバーが質問を傍聴。党道議団との懇談に、同行取材しました。

自分たちの代表

傍聴した青年や学生からは「改めて質問を聞いて、道は、観光など外需頼みの施策ばかり進めていることが実感できた」「真下さんが具体的な数字を挙げて質問しているのに対し、自公道政は何をしていくのか全く見えない答弁だった。やっぱり道民の声を届けるためには共産党を増やさないといけない」「IRショーケースの疑問がとけた。業界関係者が地域説明会に参加し、その声をアンケートにカウントしているのはおかしい」「野次が多くてびっくりしたけど、凜とした姿勢で質問していて、自分たちの代表なんだと思えた」など感想や意見が出されました。

感想を受けて真下道議は「日本共産党の議席は、権力の暴走を止めるために欠かせない議席。道民の声を聞く道政にするために、新しい知事を誕生させ、道議の議席を増やすためにみなさんといっしょに頑張っていきたい」と語りました。

どんな不正も許さずチェック

真下道議は高橋知事の4期16年の道政について、最低賃金水準の非正規雇用者が17万人も増加し、20歳未満の人口が24万人(22・5%)も減っていることなどを指摘し、「人口減少に歯止めすらかけられず貧困と格差拡大に拍車をかけた」と厳しく批判しました。

これに対して高橋知事は「国内外における食や観光の北海道ブランドの向上」と答えることしかできず、低賃金やブラックバイト、ブラック企業で苦しむ青年や道民の実態に背を向けてきたことが浮き彫りとなりました。

また、真下道議はカジノを含むIR誘致の地域説明会で、アンケート提出者の7割が業界関係者が占め、期待するという回答が過半数を大きく超えているというやらせまがいの実態を突きつけ、泊原発3号機のプルサーマルをめぐる「北電やらせ」問題とからめて厳しく知事を追及しました。

公文書管理や道警の不祥事の質問と合わせて、どんな不正も許さず厳しくチェックしてきた日本共産党だからこそできた質問と感想が寄せられました。

くらし、生活守るために提案

党道議団は、道政のチェックとともに、道民の切実な声を届け、くらし、生活を守るための提案もしてきました。

今質問でも真下道議は、高すぎる国保料の問題では「均等割・平等割の廃止に向き合い、道として抜本的な軽減策を」と、「国に求めていく」というばかりの道の姿勢をただし、過酷な働き方が問題となっている教職員の働き方については「教職員の増員を含めた働き方改革にとりくむべき」と指摘。

性犯罪、性暴力被害者支援対策について、国の医療費交付金制度(3道県だけ未実施)を受けられるよう「支援交付金活用の創設を」と求めた質問では、「制度の早期導入を目指し、検討を進めていく」との前向きな答弁を引き出しました。

大きな党道議団を

青年・学生後援会の道議会傍聴に同行し、印象深かったことは真下道議の質問にメンバーが何度もうなずいている姿でした。

迫る選挙で道民の深刻な実態に心を寄せ、その声を届ける”私たちの代表”――大きな党道議団をつくることが求められています。

(ほっかい新報3月10日号より)