11月29日、日本共産党北海道議会議員団は、鈴木直道知事がカジノ(IR)誘致断念を表明したことに対して真下紀子団長名で談話を発表しました。

=以下、談話=
鈴木直道知事は本日の道議会本会議において、カジノを含むIRについて「誘致に挑戦させていただきたいとの思いに至った」と表明する一方、「限られた時間で環境への適切な配慮を行うことは不可能と判断した」と答弁した。「北海道にカジノはいらない」という道民の世論と運動が追い込んだ結果である。同時に、知事自身の意思に反し誘致断念を表明した非常に悔しさのにじみ出た答弁であった。

知事は、誘致効果を強調しながら、「ギャンブル依存症などといった課題は、着実な取り組みを行うことでマイナス面の軽減が図られるものと認識」とするなど、カジノによる負の影響をあまりにも軽んじており、「今回の区域認定申請を見送ることとするが、来るべき時に挑戦できるよう所要の準備をしっかりと進めていく」と答弁した。今後、カジノ誘致を行うことに含みを持たせる知事の姿勢は断じて容認できない。

我が会派は、カジノ誘致を断念させるまで、引き続き道民と力を合わせ、全力をあげるものである。