住民本位の道政、市政へ転換しよう――明るい会と市民主権を実現する会が宣伝

 「道政、札幌市政の転換を」と明るい革新道政をつくる会と市民主権を実現する会は16日に札幌駅前で街頭宣伝を行いました。「中心街2DAYs」の一日目です。

 雪が散らつく寒さの中、参加者は「IRよりJR」「暮らしがあるから人なんだ」などと書かれたプラカードや横断幕を掲げ、道行く市民から注目を集めました。

 「道民に冷たい北海道の魅力を活かしきれない道政は根本から変えるべき」と訴えたのは、明るい会の三上友衛代表世話人。

 石川ともひろさんは、脱原発の立場を明らかにしており、JRの問題でも鉄路の廃線を立ち止まり存続をと述べていると紹介し、「これまでの道政を引き継ぐ鈴木直道さんではなく、石川さんで住民本位の道政へ変えよう」と呼びかけました。

 渡辺たつお札幌市長予定候補もマイクを握り、「『1000億円道路』など必要のない公共事業はやめて、市民の命とくらし一番という観点で訴えていきたい」と強調し、泊原発の廃炉やワーキングプアの解消と地域循環型の経済をつくるために札幌市に公契約条例の制定をとアピール。

 最後に「市民のみなさんとともに、この札幌をどう変えていくか訴えていきたい」と力を込めました。

 宣伝では、巨大なシールアンケートボードに道行く市民からシールを貼ってもらい、「鉄路はなくされたら困る」など対話が弾みました。

 SNSで宣伝を知ってきたという札幌市中央区の男性(37歳・リサイクルショップ店員)は、「渡辺さんの札幌だけじゃなく北海道全体で考える必要があるという話は、そうだなと思った」と渡辺氏の訴えに共感を寄せた上で、「原発やJRもそう。札幌だけで成り立つわけではないから、食と観光、北海道と札幌の魅力を本当に考えるのなら、どこに住んでいても生活が守られる仕組みにしていくべき」と語りました。