総選挙で市民と野党の共闘を前進させ、はたやま和也前衆院議員の議席を奪還し、野党連合政権の道を切り開こう―。日本共産党北海道委員会は18日、第64回道党会議を開き、札幌市と各地をオンラインで結び、決意を固め合いました。

 青山慶二委員長が報告。「衆院道2区補選に続く都議選は2013年、17年に続く歴史的な勝利。コロナ禍で、五輪より命を守る党の値打ちを全力で語った党の論戦に確信を持ち、比例50万票、18%以上」を獲得し、「政権交代の歴史的事業を成し遂げる強く大きな党をつくろう」と呼びかけました。

 討論は、苦難軽減で奮闘する支部の経験や、総選挙勝利への決意がみなぎりました。

 新札幌支部の代議員は「コロナで困りごとはありませんか」と声をかけると、高齢者から次々要望が出され、「今声をかけないと菅自公政権の下で救える命が失われかねない。苦難軽減の立党の精神に立ち、全力で奮闘したい」と話しました。

 フードバンクの活動を通じて若者の深刻な実態が明らかになり、学生の激変をリアルに紹介。民青グループの代議員は「学生は自分にもできることがあると気付き、民青とつながることで社会を変える豊かな生き方を考えてもらう契機になっている」と言います。

 札幌市内のバス停での宣伝で、「しんぶん赤旗」見本紙を受け取り、配布する党員とつながりができ、入党した経験を語った青年代議員の発言に、共感の拍手があがりました。

 「政治の話をすることは楽しいと感じたけど、政党に所属することでかたよるのではと思った」と青年。「見方が変わったのは、国民の生活や権利を守るため、ひたむきにたたかい続けてきた党を知った。多くのことを学び、よりよい社会をつくる党の一員として頑張る」と述べました。

 岩渕友参院議員が動画メッセージを寄せ、紙智子参院議員があいさつしました。はたやま氏は、寸暇を惜しんで道内を駆け回り、総選挙勝利へ猛奮闘しますと表明しました。

 選出された三役は次の通り。(敬称略)

 ▷委員長=青山慶二▷書記長=千葉隆▷副委員長=畠山和也、金倉昌俊、岡田晋一、佐川敏幸、春木智江

(「しんぶん赤旗」7月20日付より)