寿都町の片岡春雄町長が、原子力発電所の使用済核燃料から出る高レベル放射性廃棄物(核のゴミ)の最終処分場の選定調査手続きに応募を検討していることについて、日本共産党北海道委員会は、以下の声明を発表しました。

 

〈声明〉

寿都町による高レベル放射性廃棄物最終処分場建設に係る「文献調査」への応募検討の撤回と、処分場のない安心安全な北海道の実現を求める

 

 寿都町の片岡春雄町長が8月12日、原発の高レベル放射性廃棄物(核のゴミ)の最終処分場建設への「文献調査」に、応募を検討していると表明した。

 「核のごみ」は放出する放射線量が極めて高く、毒性が失われるまで10万年もかかるとされるなか、国の深地層処分の方針には学術的にも疑問視する意見が出されている。住民や周辺自治体から強い反対の声も上がっている。

 日本共産党北海道委員会は、「核のゴミ」を増やし続ける原発再稼働はただちに中止するとともに、「核のゴミ」最終処分場のない安心安全な北海道の実現のため、科学的知見も住民合意もないがしろにした、国の深地層処分方針と寿都町の「文献調査」応募検討を、ただちに撤回するように求める。

2020年8月20日

日本共産党北海道委員会