2030年冬季五輪招致の是非が大争点となる札幌市長選(26日告示・4月9日投開票)で、日本共産党北海道委員会も加わる「明るい札幌市政をつくる会」と新社会党は1日、「いのち☆くらしが一番の会」を設立し、会として木幡(きばた)秀男氏(62)=新=を擁立すると発表しました。

 これを受けて木幡氏は同日、記者会見し、「40年、医療や介護、福祉の分野で培った経験がある。オリンピック・パラリンピック(招致)にきっぱり反対し、市民のいのち、暮らしを優先する」と表明。不要不急の事業でなく、学校給食費の無料化などを進めると述べました。

 木幡氏は、市が18歳と22歳の市民の個人情報を本人の同意なく自衛隊に提供した問題を批判。「戦争反対、国にしっかりものが言える市にする」と決意を語りました。

 【木幡氏の略歴】

 北星学園大学文学部社会福祉学科卒。北海道勤労者医療協会などを経て現在は認定NPO法人「働く人びとのいのちと健康をまもる北海道センター」事務局長。