日本共産党北海道委員会は、2月8日に知事選について、「『市民と野党の共闘』をつらぬき、石川知裕氏の必勝をめざし全力をあげます」との声明文を発表しました。(以下全文)

日本共産党苫小牧演説会で訴える石川氏

 

北海道知事選挙についての日本共産党北海道委員会の態度表明について
「市民と野党の共闘」をつらぬき、石川知裕氏の必勝をめざし全力あげます

2019年2月8日 日本共産党北海道委員会・常任委員会

一、日本共産党北海道委員会は本日、「市民の風・北海道」、立憲民主党、国民民主党、社民党などと協議し、あらためて知事選挙勝利へ一致結束してたたかうことを確認し、石川知裕氏に立候補を要請した。それを受けた石川氏が「市民と野党の統一候補」として出馬表明を行った。

 わが党は石川氏を推薦するにあたり、わが党も加わる「明るい革新道政をつくる会」が発表している「4つの共同目標」(①憲法9条改定に反対し、憲法を道政に活かす、②貧困・格差をなくし、福祉・教育の充実、まともな雇用を守る、③農林漁業・中小企業を大切に、地域経済を守る。鉄道を公共交通の要として存続させる、④原発のない北海道、再生可能エネルギーで地域づくりをすすめ、安心な未来をつくる)で合意し、特に焦点となる「カジノ誘致反対」「鉄路を守る」「脱原発」について合意し、「公民権停止問題」についての道民に対しての「反省の言葉」も確認した。

 

二、日本共産党北海道委員会は、「市民と野党の共闘」を構成する政党、団体、個人と力を合わせて、安倍政権の下請け機関となっている自公道政の転換に全力をあげる。

 安倍政権はいま、ウソと偽りの政治にまみれ、国会を愚弄する強権政治をいっそう強めている。憲法9条改憲に固執し、「専守防衛」の建前すら投げ捨て大軍拡に突きすすみ「戦争をする国づくり」にむけて暴走している。今年おこなわれる二つの選挙戦は、ファシズムへの歴史逆行を許さない日本の命運がかかった一大政治戦であり、「安倍政治への国民の審判を下す選挙」である。

 参院選の前哨戦となる統一地方選挙勝利の意義は決定的に大きい。とりわけ北海道知事選挙で、「市民と野党の共闘」が成立し、自公道政転換の旗印をかかげてたたかい、勝利することができれば参院選における野党共闘の前進にとっても大きな条件を切り開くことになる。さらに、昨年の沖縄知事選挙での「オール沖縄」の勝利に続き、最北の地・北海道で「市民と野党の共闘」の勝利が実現すれば、全国に限りない希望と展望を与えることは間違いない。「市民と野党の共闘」による新しい時代の幕開けをこの北海道から切り開くために、大いに力を尽くそう。

 

三、石川知裕氏は、政治資金規正法違反により最高裁から執行猶予・公民権停止3年の判決が下された問題について、本日の記者会見で「司法判断が下されたことを重く受け止め、自らの不徳の致すところと自らを戒めております」と反省の言葉を述べた。

 道常任委員会は、石川氏の発言を偽りのない言葉として信頼するとともに、石川氏が17年総選挙や昨年の帯広市議補欠選挙などで、「市民と野党の共闘」の重要性を理解し、わが党関係者とも信頼関係をつくるために尽力していることを評価している。安倍政治直結の道政に終止符を打ち、「道民が主人公」の新しい道政をつくるために、「野党共闘」で新しい道政を実現するとともに、自公道政を厳しく追求し道民の願い実現の先頭にたち、「野党共闘」の前進に力を尽くす日本共産党の躍進のために全力をあげる決意である。

以上