「道民が安心して暮らすことのできる北海道を」菊地よう子道議あいさつ

 日本共産党の志位和夫委員長を迎え10日に札幌市で開催された演説会は超満員の2800人が参加し、大きな拍手と熱気に包まれました。

 演説会での菊地よう子道議のあいさつ(大要)を紹介します。

 安倍暴走政治は、農業を壊し、大企業優遇、消費税増税で庶民と中小企業を苦しめ、社会保障を切り捨て地方壊しを進めてきました。

 この地方壊しに積極的に加担してきたのが高橋道政の16年間です。大型開発を優先する一方で医療福祉の切り捨て、TPPやEPAを認め、オスプレイ飛行の容認等の悪政に取り組んできた結果、農業生産者は3割に減少し、事業所の休止・廃業は3・6倍になり、家計が悪化し就学援助の支給率は5%も増加しました。

 さらには被災したJR路線も復旧されないまま放置され路線の廃止が進められようとしています。退任するにあたっての置き土産はカジノ誘致と東日本大震災の被災者への住宅補助打ち切りです。

 知事・道議選挙で国の悪政の「防波堤」となり、地域経済を土台から温め福祉の公的責任を果たし、道民の暮らしと命を守る北海道へと転換しようではありませんか。

 高橋はるみ知事の「天敵」とテレビで放映された真下紀子道議団長を中心に道議団は4年間、全道各地の地方議員のみなさん、そして命や暮らし、働く職場のみなさんの権利を守って奮闘する団体のみなさんからのご意見やご支援をいただきながら、紙さん畠山さんとも力を合わせ、大雪で被害に遭ったビニールハウス農家、胆振東部地震の被災地に足を運び、ハウス再建費用の助成制度を国や道に求め、被災者への貸与家電では冷蔵庫、テレビ、洗濯機を認めさせました。

 子育て支援、国保や介護、障害者支援、教職員不足の問題でもねばり強く質問し、安心出産助成事業、第2子以降の保育料軽減を実現しました。なにより憲法改悪の議論を推進させようとする意見書の提案をやめさせるために力を発揮してきました。亡くなった翁長前沖縄県知事の意志を尊重し全国知事会が採択した日米地位協定の見直しを国に迫る意見書を全会一致で採択することができました。

 原発もカジノもいらない、国言いなりにならない北海道政を進めるために9人以上の強力な道議団がなんとしても必要です。

 ご一緒に力あわせ、道民が安心して暮らすことのできる北海道をつくっていこうではありませんか。

(3月17日号「ほっかい新報」より)