日本共産党北海道委員会は13日、オンライン対談「刑法改正―私たちにできること―ジェンダー平等社会をめざして」を行いました。

 性犯罪に関する刑法の抜本的改正が2017年7月に施行され、「3年後の見直し」に向けて、性暴力のない社会を求めるフラワーデモの運動や世論が盛り上がっています。

 性暴力被害者支援センター「SACRACH(さくらこ)」を運営しているNPO法人ゆいネット道・理事長の須田布美子弁護士、フラワーデモ道共同代表を迎え、畠山和也前衆院議員が司会・進行しました。

 須田弁護士は、性暴力や性虐待の実態、110年ぶりに大幅改正された刑法改正の中心点、今後の課題をクイズも交えて報告。「性被害の相談件数と刑罰の立証はごくわずか。そういう実態をもっと多くの人に知ってほしい」と訴えました。

 フラワーデモ共同代表は、日本で性暴力事件に無罪判決が相次いだことをきっかけにフラワーデモに関心を寄せ、「性暴力被害の声に寄り添い、活動を続けていきたい」と語りました。

 性教育や人権教育、被害者支援、パートナーシップ制度の現状と多岐にわたった対談。畠山氏は日本共産党大会で「ジェンダー平等社会をつくる」を掲げ、志位和夫委員長が「自己改革しよう」と述べたと紹介。一切の性暴力、性虐待を許さない立場で発信していきたいと表明しました。

(「しんぶん赤旗」12月16日付より)

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 オンライン対談は、日本共産党北海道委員会のYoutubeチャンネルから視聴できます。