北海道士別市の日本共産党市委員会と佐藤正市議は11日、「新型コロナウイルス感染対策に関する要望書」を牧野勇司市長に提出し、市民の命と健康、生活を守るための対策を求めました。

 士別市は感染者が出ていませんが、要望は▷感染者が確認された時の医療体制の明確化や総合相談窓口の設置▷深刻な影響を受けている事業者への経済支援対策▷非正規雇用でひとり親世帯への市独自の給付金制度の創設▷就学援助制度の周知徹底および文科省通知に沿って迅速な対応―など3分野17項目です。

 牧野市長は「飲食業など100軒超を訪問し、実態を調査している。15日までに市独自の経済対策案をまとめ、22日に市議会の承認をいただき、即実施する。要望をしっかり反映させるよう努めたい」と語りました。

 「18日から分散登校を予定している」と仲嶺寿彰教育長。「今年度は就学援助制度の市独自の条件緩和を実施し、できるだけ広く利用してもらうようにした」と答えました。

(「しんぶん赤旗」5月13日付より)