「はたろぐ」3月5日より

 湿った重たい雪が降り続き、3月としては記録的な降雪量となった上川管内。日本共産党のはたやま和也前衆院議員は5日、54センチ(3日)が降った中富良野町を訪ね、被害状況を調査しました。佐藤和三前町議が同行しました。

 富良野市、上富良野・中富良野両町で約280棟の農業用ハウスが倒壊しました。6割を超える172棟はメロン向けのハウスで、修理や建て替えを諦める農家もあります。

 100メートルの長さのメロン・イチゴ農家のハウス。先に行くほど雪の重みでつぶれています。この農家は12棟のうち5棟が倒壊し、今の時期はメロンの種を植えるのですが、断念したと言います。

 「親の代からメロンをつくっているが、この時期のこんな大雪は初めてだ」と嘆きながらも、「倒壊を免れたイチゴ用のハウス栽培を始めていきたい」と前を向きました。

 ハウスへの雪害はこれまで何度も見てきたとはたやま氏。これを機に離農しようかと思いつめる農家もいるもとで、国や関係機関が支えてきた歴史があると指摘。「国の出先機関の農政事務所にみなさんの状況をただちに伝え、支援策が一刻も早く発動されるよう日本共産党も力を尽くします」と表明しました。

(「しんぶん赤旗」3月7日付より)