5月9日、日本共産党北海道委員会は統一地方選挙で当選した新人議員を対象にした研修会を開催しました。30代~70代まで年代も、今までの経歴もまったく違う多彩なメンバーが「住民の苦難軽減」のためにと決意し、新たに17名が地方議員になりました。

「(議会のことは)未知の部分」「右も左もわからない」と率直な不安が出された研修会。そうした不安の声に応え、先輩議員として小野寺幸恵苫小牧市議(6期)が、初当選したときに公約で掲げた「放課後児童クラブ」の問題について、何回も繰り返し議会で取り上げるなかで、市民の声を届け議員とも協力して、市政を動かした経験を紹介しました。

 また、高齢者との対話のなかで出された困りごとを取り上げて実現したことなど、「日常の中にこそ質問のヒントがある」と強調。参加者からは「(小野寺さんの経験は)私が目指したい活動です」と具体的な活動のイメージができたと喜ばれました。

 議会での活動と合わせて、地域の住民との共同をどうやって広げるかも話題になりました。森本健太苫小牧市議は道内でも遅れている子ども医療費助成制度の拡充を求める署名に取り組んだ経験を紹介、小林卓矢恵庭市議は市議会議員による市職員へのパワハラ問題について、地域のなかで怒りが広がった経験を語りました。

 党議員が”1人”という自治体が多い中で「全道に共産党の新人議員がいて、共に頑張っていけるということを知ることができてうれしかった」と、研修会に参加しての感想も寄せられました。

(「ほっかい新報」5月21日付より)