3月23日、日本共産党を語る集いが江別市内で開かれ、参加者から寄せられた質問に、市田忠義副委員長が一つ一つ答えました。
どうして支持が伸びないの?
「政策はいいのに、どうして支持が伸びないの?」という質問に、市田氏は「古い政治にしがみつく勢力から邪魔な存在として攻撃されています」と答え、反戦平和、国民が主人公をめざしてたたかってきた党の歴史を紹介。「必ず真理は国民の心を捉え、道理ある主張は受け入れられる時が来る」と語り、選挙で勝利するために「どんな風が吹いても共産党にいれるという人を増やさないといけない」と訴えました。
新しい世の中をつくるための生みの苦しみ
「苦労が増えるので、入党を働きかけることへのためらいがある」という悩みが出されました。市田氏は「国民の苦難軽減という立党の精神に立った活動は、苦労も多いけれども、とてもやりがいがある」と、党活動の魅力を語りました。そして、「お互いにリスペクトしあい、みんなが協力してがんばる党になろう」と呼びかけました。
市民と野党の共闘を前進させるために
市民と野党の共闘の現状について聞かれた市田氏は「状況は甘くない」と答えました。
では、どうやって共闘を前進させるかについて、市田氏は「要求運動をどんどん巻き起こし、共闘の声を大きくしていくこと」「共産党が総選挙でも、地方選挙でも躍進すること」の二つを実現することが、危機に陥っている共闘を前に進めるカギだと強調。
そのためにも、北海道からはたやま和也比例予定候補を国会に送り出すことが大事だと訴えました。
歴史は人間がつくる
「人々がいがみあって生きるのではなく、人間の自由と個性が花開く社会をめざすロマン溢れる名前が日本共産党です」と、党名の由来を語った市田氏。ソ連や中国を共産主義に値しないと断じ、自由と民主主義はじめ資本主義が生み出した価値のあるものを引き継いで発展させる、と日本共産党は綱領で掲げていることを紹介しました。
そして、「社会はいくら矛盾が鋭くなっても、ひとりでに革命することはない。歴史は人間がつくるんです」と力強く訴え、「反動勢力が共産党を抑えようとするのを乗り越えるたたかいで、党の一員としてがんばる。これほどロマンチックなことはありません」と、参加者に入党を呼びかけました。
参加者からは、「まっすぐ理想を話し合える場、希望がもてる場が必要だと思う。参加してよかった」などの感想が出されました。
(「ほっかい新報」4月7日付より)