「総選挙で、はたやま和也前衆院議員の議席を奪還し、菅自公政権に代わる野党連合政権をつくるため、北海道4区から政治を変えたい」―。日本共産党道委員会が19日、衆院道4区候補として発表した松井真美子小樽地区副委員長(61)=新=が小樽市で記者会見し決意を語りました。

 市民と野党の共闘を発展させる立場で取り組んできたと述べた野呂田博之小樽地区委員長は「本多平直議員の『性交同意年齢』をめぐる不適切発言は議員としての資質にかかわる問題」と批判。共闘した「立憲民主党からわが党に説明はなく、今回は本多氏への選挙協力は検討せざるを得ないとの結論に至った」と語りました。

 「ジェンダー平等、個人の尊厳を大切にする政治をすすめたい」という松井候補は「自民党が女性蔑視や性的少数者への差別発言を繰り返している。日本の政治から差別を一掃し、一人ひとりの個性が大切にされ、自分らしく生きられる社会にしたい」と表明しました。

 同席した千葉隆道書記長は「市民と野党間では共闘をどう進めるかの協議を引き続き行うことになっている。わが党の決断を重く受け止めてもらい、4区は松井候補で一本化していくよう呼びかけたい」と話しました。

(「しんぶん赤旗」7月21日付より)