8月1日告示・6日投開票の上富良野町議選は定数14に15、16人が立候補する少数激戦が予想されます。

 この間住民から寄せられた声を議会で取り上げ、要望書として予算要求するなど要求実現のために努力をしてきました。

町民の多様な願いを実現

 その結果、中学校までの医療費の無料化、国保税の資産割及び子どもの均等割ゼロ、住宅リフォーム助成の拡大、小中学校への生理用品の設置、スキーリフト代を高校生までゼロにする―など住民の願いを実現することができました。

 コロナ禍で苦境にある町民の暮らし・営業・農業を守るための支援策を町に何度も申し入れをしてきました。そして、消費の喚起や、福祉事務所・商業者・子育て・生活困窮者への支援、農業者への肥料購入代支援などに結び付きました。

平和を求める声を届けて

 日米地位協定に基づき恒常的にアメリカの軍事訓練に使用できる上富良野演習場では、町民の不安を無視し、大軍拡につながるオスプレイの飛行や日米合同の軍事訓練が行われています。

 町に対し、平和団体の人たちとともに上富良野駐屯地での日米合同訓練・オスプレイ飛行訓練中止を求める申し入れを行ってきました。

給食費無償化を求めて署名・対話に

 給食費の無償化署名を進めるために、訪問活動をしています。保育士の方からは「国はすべての子どもを保育所に受け入れるというけど、その前に保育士不足を何とかしてほしい」。年金生活の方は「少ない年金を切り詰めており、物価高騰に追いつかない」。農業者の方からは「農産物の販売価格が上がらない中で、肥料や農業用資材の値上がりは経営にとってマイナス。離農も考えている」。子育て中の方からは「オール電化で電気料金が2倍に。3人の子どもがいてこれからまだまだお金が必要なのに、物価高騰でやりくりは大変」―様々な声が寄せられ、給食費の無償化署名に賛同してくれました。

 自民党政治のゆがみが、ここまで私たちの生活を追い詰めていることを実感しない日がありません。

毎回の定例会で一般質問

 この40年間、一般質問を一回も欠かすことなく住民の声を議会に届け、町民から寄せられた要望を町へ予算要望書として提出、実現するまで議会で取り上げ質問してきました。

 これからも町民の願いを町政に届けるため、物価高騰からくらしと営業を守る支援、基幹産業の農業を守る支援、高校生までの医療費の無料化、学校給食費無償化、議会の民主的運営、パートナーシップ制度の実現、大軍拡に反対し自衛隊に若者の名簿提出を許さないなど、運動を広げて、いのち・くらし・福祉優先の町づくりに全力を尽くします。

(「ほっかい新報」7月9日付より)