札幌駅南口に集まった2000人の聴衆を前に、はたやま和也元衆議院議員・比例予定候補者は、人権を守り、大軍拡・大増税を阻止するために、「今度こそ議席を勝ちとらせてください」と呼びかけました。

自公の地方切り捨て政治をやめさせよう

 全道を回って声を聞いてきたはたやま氏。政府が酪農家の大規模化を進めながら、一転して、牛を減らせと迫っていることを告発し、「子牛を殺処分して喜ぶ農家はいません」と訴えました。

 そして、各地で医師・介護士・教員・運転手など様々な分野で人手不足になっていることや、道内42%の自治体で「文化の入口」である書店がなくなっていることを紹介。「地方切り捨ての自民・公明政権の責任が問われています」と厳しく指摘しました。

4つの切り替えを

 はたやま氏は4つの切り替えを訴えました。一つ目は、価格保障・所得補償で農林漁業を応援することで、食品や観光など他の産業にも波及効果を生み出すことができると提案しました。

 二つ目は、ケア労働を大事にすることと述べ、地域で雇用をつくり、経済効果につながると指摘。「社会保障は充実をと、北海道から広げましょう」と呼びかけました。

 三つ目は、鉄道やバスなどの公共交通を国が守るようにさせたいと語りました。国が鉄路の維持を地方に押しつけていることや、札幌市内でも運転手不足でバスが減便になっている実態を挙げて、「生活の足やモノを運ぶ輸送網を守るために国が責任を果たすべきです」と訴えました。

 四つ目は、省エネと再エネを普及し、エネルギーの自給自足を進めることを提案しました。自然破壊につながる乱開発を規制し、今ある自然エネルギーを北電に優先接続させることが大事だと強調。原発優先の国や北電の姿勢を厳しく批判しました。

若い世代と一緒に政治を変えたい

 最後に、はたやま氏は高すぎる学費や奨学金の返済に追い詰められたり、長時間過密労働・性差別・ハラスメントに苦しんでいたりする若者や女性がたくさんいることを告発。学費半減で教育費の負担軽減、8時間働けば暮らせる社会、性暴力・性差別・ハラスメントの根絶を実現し、「若者を使い捨てにする日本を変えるためにがんばります」と決意を述べました。

(「ほっかい新報」7月9日付より)

演説会のライブ映像はこちら→https://www.youtube.com/watch?v=SG7-eMTgzUk