妹背牛町の町議会議員選挙が8月29日告示、9月3日投票で行われます。日本共産党は現職・田中春夫町議(73歳)の再選をめざして政策宣伝、組織活動に取り組んでいます。

 妹背牛町は農業が基幹産業。稲作の大型圃場化が進み、一戸当たり19・1町歩で、多いところは50町歩もあります。1枚の田は1町歩もあります。農業機械も大型化し、AT化が取り入れられています。一方、農業人口はかつて800戸あったのが、160戸に減少しています。

 田中一典町政は、学校給食無償や高校3年生までの医療費無料など評価できる面もありますが、国民健康保険、後期高齢者医療制度、マイナンバー対応など、国言いなりの町政でもあります。

 田中議員は、4年間、毎回一般質問を行いました。子どもたちの通学路の安全の観点から冬場の歩道除雪では、粘り強く子どもたちの目線で排雪をと訴え、実現してきました。ヤングケアラー、ネグレクトなど、若年層の実態を明らかにしながら対策を求めたり、認知症対策について町の取り組みを質したりしました。学校図書について、子どもたちが本を通して学べる機会をつくるために図書の充実を求め、また、合葬墓の実現のために近隣の市町の取り組みを取り上げ質問してきました。

 商店や農家の方の悩みは、売り上げが落ちていることや米価の下落で農業経営が大変、田んぼの面積が大きくなっている分、経費が増えていることです。また、共通しているのは農業でも、商店でも後継者がいないことだと悲鳴が上がっています。売り上げが少ないためインボイス制度が導入されると小さい商店は大変になっていきます。「反対したいけれど」声をあげられない、というためらいも語られています。

 田中議員は「もせうし民報」を毎週発行し、赤旗読者に届けています。「まちのことがよくわかる」「いつもカメラを手に取材している姿を応援している」などの声が届いています。

 選挙戦は定数9に対し、1人オーバーの少数激戦と予想され、党北空知留萌地区委員会は全力で取り組んでいます。

(「ほっかい新報」8月13日付より)