民青同盟北海道委員会は、今年5月に年間目標であった150人の拡大目標を達成しました。わずか半年で一年間の目標を実現した歴史的な結果です。
民青道委員会の経験に学び、日本共産党自身が世代的継承と組織的前進をどう勝ち取るか考え合おうと、6月20日に全道をオンラインで結び、「民青道委員会の経験を聞く会」が開催されました。
冒頭、金倉昌俊党道青年学生部長が、学ぶべきことは3つとし、①青年学生を変化する情勢の中でとらえる②方針通りやってみることを徹底③同盟員が活動に踏み出すまで一緒に取り組むことを紹介。山本朱莉民青道委員長、宮内史織副委員長、学生班、地域班と発言が続きました。
方針通りの活動が力に
山本委員長は、全国大会決議で提起された「青年との接点を増やし加盟呼びかけ文を読んで粘り強く訴える」というテーゼを徹底したことが力になったと強調。
また、リーダーである道委員のほとんどが自分の力で仲間を迎えられるようになったことなど、組織全体が飛躍的に変化してきたとし、67万人いる北海道の青年の中にさらに民青を大きくするために一緒に力を合わせていきましょう、と呼びかけました。
新歓に一緒に取り組む
宮内副委員長は、躍進の大きなきっかけとなった学生新歓について発言しました。オンラインでの対話シミュレーションや経験者と共に加盟を訴えることなど丁寧な援助を進めることで、初めて新歓に取り組む班が生まれ、多くの仲間を迎えた経験を紹介。
多くの同盟員が「民青の活動が学生の模索に応えられる」など確信につながっていると語りました。
青年学生を変化する情勢でとらえる
これまで班会を開くことも困難だったというA大学班は、民青と要求が合う人を待っている姿勢から、自分たちから青年との接点を増やし模索している青年に出逢いにいこうと方針を転換。学生新歓で多くの新入生を迎え、週2回の班会を開くところまで活動が進んでいる経験を語りました。
20人の同盟員を増やすことができたというB地域班の班員は、資本主義の社会の中で競争に追いやられ、大学でも就活、社会人になるとマシンのように働かされて、結婚して子どもを持つことなど考えられないくらい人間らしさが奪われている、と青年の実態を告発。
一方で、社会の矛盾が顕著になっているからこそ、青年の模索が強まっているとし、民青の役割が求められていると訴えました。
また、青年と接する際に「相手の立場に立って客観的に対話すること」「青年、学生と見下すのではなく、対等の立場で接すること」の重要性を話しました。
(「ほっかい新報」7月2日付より)
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