全国各地から1500人が集まり、6月11日に東京で開かれた若者憲法集会。日本民主青年同盟北海道委員会は、その報告会を7月2日に札幌市で行いました。

 北海道からの参加者は、集会前日に東京入りし、「アクティブ・ミュージアム 女たちの戦争と平和資料館wam」を訪れ、集会当日は3つの関連企画とメイン企画、銀座デモに参加しました。

 山本朱莉委員長や宮内史織副委員長ら7人がそれぞれ参加した企画の報告や感想、北海道での活動を述べました。

 北海道での活動について、A高校、手稲、北見での経験が紹介されました。

 高校生同盟員は、高校の中で実行委員会をつくり活動した経験を発言しました。アピール文を活用して周りの高校生に憲法が変えられようとしている危険性を伝えることで、「そもそも(改憲のことを)知らなかった」という実態が浮き彫りになったことや、「憲法変えたら、私たちの生活もヤバい」と賛同者が増えたことなどを紹介。「高校卒業で今後の活動に不安を持っていたけど、どこでもやることは同じ。対話して広げていけばいいんだと思えた」と話しました。

 手稲実行委員会は、昨年9月からJR手稲駅のコンコースで宣伝していた様子を紹介。不安と隣り合わせで始めた宣伝で「これいいですね! インスタにあげてもいいですか?」など好意的な反応が返ってきたことを語り、最終的には40人まで賛同人が増えたと語りました。

 今年の4月から活動を始めた北見実行委員会は、日本共産党北見地区委員会とも協力し、賛同人を広めつつ100人近くから32万円の募金を集めたことを発言しました。

一人ひとりを考えるきっかけに

 山本委員長は、「wam」を訪問した様子を報告。戦時中、日本軍に「慰安婦」として性暴力を受け、非人道的扱いをされ、人生を狂わされた女性一人ひとりの言葉を語り、「戦争で犠牲になった一人ひとりのことを考えるきっかけになった。苦しい過去を思い出しながらたたかっていることを知って、私もたたかわないといけないと思った。憲法を守るために若い世代がさらに声を上げていきたい」と訴えました。

(「ほっかい新報」8月6日付より)