民青同盟40°班(東区地域班)の田中です。私は6・11に東京で行われた、若者憲法集会(若憲)とデモに参加してきました。岸田政権による大軍拡・大増税に反対し、憲法を生かした政治を実現しようと、雨が降る中、1500人の青年学生・青年労働者が集まりました。

 若憲の集会を成功させるために、民青40°班でも東区役所近くのマックスバリュー前で署名活動をしました。また訪問活動も積極的に行い、対話してみると、多くの青年学生・青年労働者が、「大軍拡反対」「岸田政権は許せない」「軍事費よりも学費や医療費問題に取り組んでほしい」と賛同し署名を書いてくれました。

3つの分科会が開催

 6・11集会当日は、午前中は分科会が3つ開催され、高校生企画では、全国から高校生が集まり、憲法について学び交流しました。民青主催の企画では、日本共産党の山添拓参議院議員が憲法の大切さと団結の大切さを話していました。参加した同盟員は、「心が折れそうになったときは、仲間と支え合うことでまた頑張れる」という言葉に励まされたと語っています。

運動を力に変えて世論を動かす

 私は国民救援会が主催する「憲法から、死刑冤罪を考える」という企画に参加してきました。冤罪に負けずに闘い、無罪を勝ち取った袴田さんの事件を、実際に担当した国民救援会の方から話を聞きました。1人の冤罪被害を、1人だけの問題で終わらせてはいけない。許せないという思いをぶつけて、憲法を生かし闘っていかなければならない。運動を力に変えて世論を動かし社会を変革しなければいけない――という言葉に強く励まされました。

 午後からは九条の会の事務局の渡辺治さんが講演をしました。運動を盛り上げることで、憲法を生かし守ることができる。闘いの大切さについて語っていました。

一番前でスピーチ&コール

 メイン集会の後の銀座デモでは、一番前の先導車でスピーチとコールをしました。一番前なので多くの青年の顔を見て訴えを聞くことができ、とても楽しく励みになりました。

 全国から、たくさんの青年の願いや怒りの声をきくことができました。「憲法生かして、憲法守れ!」「学費無償化!」「大軍拡・大増税反対!」と怒りの声を上げました。

 私は、国際協調の大切さと、人権を守ってほしいとスピーチしました。デモは大盛り上がりで大成功しました。全国の青年と交流ができ、本当に勇気をもらえました。

 最後に、若者憲法集会の募金にご協力いただき、心から感謝申し上げます。

(「ほっかい新報」7月2日付より)