民青同盟北海道委員会は、1月の代表者会議で新しい道委員長に山本朱莉(じゅら)さんを選出しました。

 山本さんに思いを聞きました。

①自己紹介も含めて、民青に入ったきっかけや委員長を決意した思いを教えてください。

 今大会期から民青道委員会の委員長になりました山本朱莉です。現在26歳、生まれも育ちも北海道です。

 民青に入ったのは高校を卒業してすぐの頃でした。高校のときの友人に誘われ、民青の企画に参加しました。当時の私は就職したばかりで、うまくいかないことも多く、落ち込んでいました。政治のことは全くわかりませんでしたが、民青は自分の話ができる場だと思ったし、学びたいと思って加盟しました。

 民青に加盟してから委員長を決意するまで、大変なこともたくさんありました。それでも決意したのは、民青を北海道でも強く大きくするやりがいある仕事に自分の全力を投じてみたい、私の青年期はそういうものにしたいと思ったからです。

②今大会期は北海道でどんな活動をつくっていきたいと考えていますか?

 長年にわたり蓄積されてきた政治の歪みとタガが外れた岸田政権の暴走のもとで、青年の社会と政治への模索が強まっています。現在、受験生に向けて新歓運動に取り組んでいます。

 現時点では、今大会期で59人の仲間を新しく迎えています。街頭で対話したうち約4割もの青年がその場で加盟しています。「自分も社会や人のために何かしたい」「科学的社会主義を学んでみたい」など、加盟した青年・学生・高校生は前向きな思いを持っています。

 今大会期はこれまで以上に多くの青年と民青で学び、活動していきたいです。引き続きフードバンクなどの活動とともに、最低賃金引き上げや学費値下げ、ジェンダー平等・痴漢撲滅など、あらゆる分野で声を届けて変化をつくる要求運動にも粘り強く取り組みます。

 新歓運動でさらに多くの仲間を迎えるとともに、統一地方選挙では全道各地で青年の要求を議会に届けることのできる信頼できる候補者を押し上げらえるようできる限り力を尽くします。

③道委員会プランでは、北海道として150人の仲間を迎えることを目標に掲げています。新しい仲間を迎える方策を教えてください。

 今大会期、特別に重視して取り組みたいのは「方針通りにやってみる」役員・同盟員を増やすことです。活動の基本である週一回の班会開催や、科学的社会主義の学び、仲間を迎えるための独自追及、加盟呼びかけ文の活用など、全国で練り上げてきた方針を北海道のどこでも実践し、前進をつくります。

 青年は変化しています。広く青年と出会い、民青の活動を真っ直ぐ知らせれば応えてくれます。ただそれを一部の役員・同盟員だけでおこなっていては150人拡大の達成はできません。

 民青を強く大きくすることにどんな意義があるか、民青との出会いは青年にとってどんな意味を持つのかを同盟全体で深め、実践を広げていきたいです。

④最後に、読者のみなさんへメッセージと、改めてこれからの決意を話してください。

 今大会期は民青の前身である共青創立100周年の年です。不屈にたたかってきた先輩方から受け取った青年同盟の活動を、私も不屈に取り組んでいきたいと思います。

 150人の仲間を迎えられる道同盟になったら、全道の青年に対し、さらに民青の役割を発揮できるでしょう。

 ぜひみなさんの力をお貸しください。仲間たちとともに頑張ります。

(「ほっかい新報」3月5日付より)